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月のひかり☆

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短篇小説 

ソフトサキイカ  (3) 

sofutosakiika.jpg

▼この作品の登場人物は全て架空の人で
実在していません。
全て空想で書きました。
ちょっと面白くってロマンチック・・
短いと思います。
どうか応援して下さい。



その時、突然台所のドアを開けて達男さんが入って来た。
「おい!俺ね。今からちょっとその辺りまで出掛けるから…」と言った。
見れば愛用のジーンズの帽子を被っている。
「え!達男さん、出掛けるの?その辺りっていったい何処に行くの?夕飯までに帰って来るの?」
「まぁ、ちょっとだけ出掛けるだけだから…すぐに帰って来るよ。夕飯は多分家で食べると思う。何しろ悠紀子の作る料理は天下逸品だからね…」
相変わらず口が上手い達男さんである。
はは~ん…こんなこと言っるけどホントは誰かと今晩何処かで出逢って、一緒に食べる約束でもしてるのかも…でも、私だって、どうしても達男さんと一緒に行きたいわ…と悠紀子は心の中で思った。
「じゃぁ、私も行くわ!すぐ着替えるから待ってて!」
有紀子は達男さんの顔をじっと見ながら言った。
「え、お前も行くのか…胃腸の具合いが良くなかったんじやないのか…」
達男さんがちょっと慌てて困ったような顔をしながら言った。
「多分、もう大丈夫だと思う。ちょっとだけしんどいけど…出掛けて気分転換をすればきっと治ると思う…」
悠紀子は大急ぎで自分の部屋に走って行って服をよそ行きに着替え始めた。
鏡を見ながら久しぶりだから、ちょっとだけお化粧もする積もりだった。
お気に入りの化粧水の壜を振って、少し手に取ると顔に大急ぎで付けてピシヤピシヤと叩いた。
kesyousui.gif


その時はまだ先程口に入れたソフトサキイカを相変わらずチューインガムのように無意識に噛んでいた。
気の早い達男さんがすでに玄関のドアを開けた所に立っていた。
誰かと話していたのか携帯電話を素早くポケットに仕舞い込んだ。 

ー続くー




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