くろねこ時計


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月のひかり☆

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 孤独で淋しい生い立ちの主人公優凜(ゆりん)は、日々希望を胸に明るく生きている。
そんな優凜と一人の青年の物語。二人は思い掛けない時に出逢う。
赤い十字架を巡って物語が展開してゆく。
どうか最後までお付き合い下さいますように・・


 (2)
午後の商店街はそんなに混み合ってはいないけれど人通りがずっと絶えることがない。

靴屋や婦人服店やうどん屋等が立ち並ぶアーケードの下を急ぎ足で歩いて行くと、前方右横に小柄なヨーマさんの佇んでいる姿が早くも優凜の目に入って来た。

商店街の店舗がちょっと途切れた何処かの家のブロック塀の前に文机ぐらいの木製の台を2つほど並べて、その上に無地の紺のビロードの布を被せて、今日も自然石を繋ぎ合わせたブレスとかペンダントとか指輪とかヨーマさん自身が掘った小さな木製のアイヌの彫像…等様々の商品を置いて商売に余念がない。

「ヨーマさん、こんにちは~!」優凜が元気な声で先ず声を掛ける。

「あぁ、来たんだね。」
相変わらすシワだらけの優しい笑顔で大きな目を細めながらヨーマさんが優凜を見る。

「この処仕事が忙しかったけれど、やっと来られました。」

「今日ぐらい姿を現すかもしれないと朝から思っていたらヤッパリ勘が当たったね。」
ヨーマさんもたいそう嬉しそう…

優凜は早速紺色の布の台の上の様々の商品をざっと一通り見る。

「無理矢理に買わなくても良いからね。遠い所、電車賃を使ってわざわざ来てくれるだけで僕は嬉しくて有難いんだから…」ヨーマさんが何時ものように言う。

「判っています。私、無理になんか絶対に買いませんから…」
優凜も又何時も決まり文句を言う。

けれども心の中では(ヤッパリ折角来たのだから一つぐらい買って上げてもいいわ。)等と思う。

台の上に並んでいるブレスやペンダントやブローチや指輪など順に目を遣りながら(どれにしょうか?)と考える。

ふと、台の一番端の方に小さな赤い十字架のペンダントが一つ置いてあるのに気が付いた。

妙に心が惹かれて目が一瞬釘付けになってしまった。 

ー続くー




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今日も佳き一日となりますように・・ 




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