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月のひかり☆

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 孤独で淋しい生い立ちの主人公優凜(ゆりん)は、日々希望を胸に明るく生きている。
そんな優凜と一人の青年の出逢いの物語。
二人は思い掛けない時に出逢う。
赤い十字架を巡って物語が展開してゆく。
どうか最後までお付き合い下さいますように・・

 
(5)
それから2週間ほど経った土曜日の朝、仕事が休みなのでで優凜は何時もよりも目が覚めるのが遅かった。

あの日から赤い十字架を胸にずっと離さず吊り下げている。

ベッドに腰を掛けると、先ず十字架を握りしめながら今日一日の無事と自分の身辺の親しい人々の祝福を神に祈った。

朝食が済むと、何時ものようにテレビを点けニュースを見て、それから洗濯機を廻して一週間分の溜まった衣類を洗い始めた。

洗い終わるとベランダに出て一枚一枚丁寧に竿に干した。

良いお天気なので序でにベッドから掛け布団と毛布と敷き布団なども「よいしょ!」と運んでベランダの手すりに干した。

マンションの八階は見晴らしが実に良い。

青い海が何軒かの家々の屋根の向こう側に輝いて見えている。

青い海は音を立て、うねりながら白い波を岸に打ち寄せ続けている。

風に乗り仄かに磯の香りもする。

気温も高めで(これならあまり寒くないなぁ)と思って、ちょっと海辺りを散歩することにした。

エレベーターで一階まで降りて行くと明るい真昼の街中の道に出て、ゆっくり海のある方向に歩き始めた。

やがて細い路地の隙間に海が見えてきた。

小学生ぐらいの子供たちが海辺の砂をスコップで掘りながらガヤガヤと遊んでいる。

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かと思うと、如何にも仲の良さそうな若い二人連れが優凜の前を幸せそうに歩いている。

(自分もこの人達のように何時か素敵な恋人が現れてこんな風に一緒に砂浜を歩く日が果たして来るのだろうか?)

優凜は今まであまりにも孤独で一人ぼっちで過ごして来ることに慣れていて、そんな日が来る等ということがまるで現実性の無い夢のようなことに思われて信じることが出来ない。

沖のほうで白いカモメが飛んでいるのが小さく見えている。

海は限りなく広く何処までも青い。

優凜はゆっくりと砂浜を歩いて行く。

ー続くー


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今日も佳き一日となりますように・・ 




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